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緑茶成分でアルツハイマーの症状を回復させる実験マウスで成功

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Point
■アルツハイマー症状が緑茶の成分で抑えられることがマウスの実験で判明
■アルツハイマー症状を持つマウスと正常なマウスに迷路を走らせる実験を行った
■3ヶ月の間緑茶成分を摂取したところ両者に差が見られなくなった

「アルツハイマー病」の歴史の始まりは1906年。そこから1世紀と少しの時間が経ちましたが、人類はいまだアルツハイマー病の完全な治療法を確立していません。

ところが今回南カリフォルニア大学の研究で、緑茶成分がアルツハイマーの症状を和らげることが、マウスによる動物実験の結果でわかりました。この研究は科学雑誌Journal of Biological Chemistryに掲載されました。

Combined treatment with the phenolics (-)-epigallocatechin-3-gallate and ferulic acid improves cognition and reduces Alzheimer-like pathology in mice.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30563837

マウスで効果を確認、ヒトでの試験はもう少し先

アルツハイマー病は老年期から発症し徐々に進行する認知症の1種です。この病気は認知症の多くを占めており、現代では社会問題の1つとして知名度も高くなっています。知名度は高くなりましたが、メカニズムの解明を経ても治療法の確立には未だ至らないという現状があります。

しかし今回、緑茶成分を摂取したマウスによる動物実験で、アルツハイマー病のような症状が回復するという結果が得られました。以前から緑茶成分にはアルツハイマーへの効果が期待されていたようですが、今回その効果が実験によって実証されました。

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今回アルツハイマー症状を持つマウスの思考と記憶について評価するため、Y字の迷路を走らせる実験を行いました。正常なマウスは本能的にエサや出入り口を求めそれぞれの分岐の方向を独りでに探索し始めるのですが、症状を持つマウスにはこれができません。

次に研究グループはマウスの食事を特殊なものにしました。研究グループは緑茶成分のECGCと人参やトマトから摂れるフェルラ酸に着目して、それぞれを食事に含むかどうかの組み合わせで4種類の栄養パターンを作り、パターンごとに別々のマウスたちに与え続けました。

3ヶ月後にもう一度同じ迷路の実験を行ったところ、なんと両方の栄養を組み合わせて摂取していたグループは、健康なマウスと同じような結果を出す事ができました。

緑茶成分がアミロイドβの発生を抑制したのか?

これまでの研究では、アルツハイマー病患者は体内でアミロイドβという物質が生成され、この発生が病気の進行につながっていることがわかっています。研究グループは今回の栄養がアミロイドβの発生を抑制したため、症状を回復させることに成功したものと考えています。

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研究グループは今後も植物由来の成分の併用療法に焦点を当てて、アミロイドβによる作用を防ぐための研究を続けるようです。

 

まだ実際に効果があるかどうかは不明ですが、日本人にとって飲み慣れた緑茶の成分が、アルツハイマー症状の予防に効果的が可能性があるなんて嬉しい限りですね。

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reference: news.usc.edu / written by 白大根