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海岸に謎の拾得物!?

平成から令和をまたいだ今年2019年の大型連休中に訪れた、東伊豆にある今井浜海岸(静岡県賀茂郡河津町)で発見した物があった。

2泊3日の一家旅行の帰り路で電車を待っていたところ、私の甥がポケットから何かを取り出した。海岸で遊んでいた時に拾ったと言う。海老の絵が掘ってある石のような物である。母親は気味悪がり、甥っ子が私に預けてきた。

持っていたからと言って、何か変わったことが起きたわけではなかった。

後日、タートルカンパニーのイベント後の食事会で例の拾得物の写真を見て頂いたところ、意外に詳しく知っている方がいなかった。だが、由乃夢朗さんも似たような物の破片を相武台神社付近で拾ったことがあるらしく、彼の助言と協力も借りツイッターで情報を募ってみた。




おかげ様ですぐに有力な情報を頂けた!

古くから正月飾りに用いられる縁起物のようである。なぜ海に落ちていたのかと言うと、各地の神社で正月の終わりに行われるどんど焼き(どんと祭り)という行事で正月飾りなどを燃やし海に流す風習があるからである。

新年にお迎えした歳神様をお見送りする行事であった。

海老の飾りについてググってみたところ、他にも詳しい情報が出てきた。

現代はプラスチックでできた物も売られているが、本来は陶製の物である。「泥海老」とも呼ばれているが、伊勢海老がモチーフになっており「鎌倉海老」と呼ばれる物のようだ。

この海老の種類はお伊勢参りが流行るようになってから伊勢海老と呼ばれるのが主流になっているが、元々鎌倉でも獲れているため「鎌倉海老」とも呼ばれていた。

海老の髭が長く身体が曲がっているとこから老人の姿を連想できるため、長生きして家が繁盛することを願って飾られるようになったそうだ。




どんど焼きという神事自体は全国にもあるようだが、「鎌倉海老」の正月飾りは関東を中心にある物だそうだ。東伊豆でもこうして手にとることができたが、日本ならどこでもと言うわけではないようなので貴重な縁起物と言えるかもしれない。

だが本来ならその地域のどこの家でも飾られていたはずの縁起物が、今や一般的にはそんなに知られてはいない事実も同時に垣間見ることができた。

縁起物だけでなく日本の文化や風習自体が廃れつつある現代社会において、「古きを温ねて新しきを知る」大切さを気づかせてくれるような発見であった。

古くから幸せを願う人々の想いが込められた縁起物だが、もしかしたら令和時代始まった早々から我々にエールを送ってくれているのかもしれない。

(ふりーらいたー古都奈)

【参考サイト】
神仏ネットどんど焼き/どんと祭りとはどんな意味・由来の行事?2019年はいつ行うか解説
CREATIVE KASAHARA正月飾りの由来
鎌倉TODAY鎌倉好き集まれ! 陶製の鎌倉エビ
Ameba酔っぱらいの忘備録 泥エビ・鎌倉海老
FC2ブログ壜忘備録(仮) 鎌倉えび