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未来をピタリと予測する人物の傾向とは

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Point

■未来予測にもっとも向いているのは、興味の赴くままにさまざまな分野の情報をかじるジェネラリストだと判明

■スペシャリストは、自分の世界観に縛られる傾向があり、正確な未来予測ができない傾向にある

■予測者が、自分がどれほど未来予測が得意だと考えているかと、実際にどれほど正確に未来予測ができるかは、反比例する

未来予想図を描く役割は、大抵その道のプロが引き受けると相場が決まっている。ところが、こうした予測の多くは外れることが多い。

米国人ジャーナリストのデイヴィッド・エプスタイン氏が、「未来予測にもっとも向いているのは、興味の赴くままにさまざまな分野の情報をかじるジェネラリストである」と論じている。広く情報を知っているほど、自らの偏見に縛られにくいためだ。

反対に、専門分野を絞って知識を積み重ねてきたスペシャリストは、自分の世界観に縛られる傾向があり、正確な未来予測ができない傾向にあるという。

専門分野の未来でさえジェネラリストの方が予測が上手い!?

人生を一つの分野の研究に捧げてきた人たちは、少なくともその分野の将来に関しては正確に予測できるはずだと、多くの人は考えるかもしれない。ところが、1984年から20年間継続して行われた実験によると、現実はその逆のようだ。

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この実験では、その道の権威と呼ばれる専門家と、読書好きでさまざまなことに幅広く興味関心を持つジェネラリストが、近未来または遠い未来に起きるであろう経済上の出来事・政治上の出来事・その他の出来事を予測するコンテストで競い合った。

自信満々のスペシャリストに軍配が上がるという予想が優勢だったが、実際に勝利を収めたのはジェネラリストの方だった。たとえば、何かにつけて強い信条を持つ人々の全員が、ソビエト連邦崩壊を予測できなかったのに対し、ジェネラリストはそれが近づいていることを予測できる傾向が強かった。

未来予測が得意だと思う人ほど予測が外れる

この実験から分かることは、異なるジャンルの情報を幅広く手を出した人々は、自分の間違いから学んできたということだ。

それに比べて専門家は、限られた分野に的を絞ることによって自分の世界観を強化していき、自らの過ちを予測不可能な小さな変化のせいにして、自分の信条をますます強く信じるようになるとのこと。

予測者が、自分がどれほど未来予測が得意だと考えているかと、実際どれほど正確に未来を予測できるかは、反比例するらしい。皮肉だ…。

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もちろん専門家はこの世にいなくてはならない存在だ。しかしこれまで「自分は色んなことに手を出しすぎて、どれも中途半端だ〜」と悩む人たちには、未来予測能力が備わっているのかもしれない。胸を張って、ジェネラリスト宣言してみようじゃないか。

「高い所」にいるとリスクを取り、勝ちやすくなることが判明

reference: futurism / written by まりえってぃ