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世界一深い湖ランキングTOP10

保養地や観光地として湖を訪れることは多いかと思います。

ですが海ほど盛んに語られることはありませんが、湖にも人智の及ばない神秘が隠されているという話はあります。

滅多に人前に姿を表さないということは、普段は湖の底で姿をひそめているのでしょう。

今回はそんな可能性を思わせるような、世界一深い湖を紹介します。

 

10位 へネラル・カレーラ湖(586m)

引用元:http://www.discover-southamerica.com/

へネラル・カレーラ湖は南アメリカ大陸のパタゴニア(コロラド川以南の地域)にある湖です。

チリとアルゼンチンにまたぐようにして存在しており、チリ名が「へネラル・カレーラ湖」、アルゼンチン名が「ブエノス・アイレス」湖です。

どちらかが国際的に認められた名前というわけではなく、どちらも広く使われています。

へネラル・カレーラ湖は氷河の作用によって生まれた湖で、周囲はアンデスの山々に囲まれ、バケル川から海に注ぎます。

湖岸には羊の放牧を主産業とする街が栄えていますが、1971年と1991年に発生したハドソン山の噴火によって大きな被害を受けました。

へネラル・カレーラ湖はマス釣りとサケ釣りで知られるほか、「マーブル・カテドラル」と呼ばれる、大理石でできた洞窟が観光名所として有名です。

マーブル・カテドラルには湖面を反射して全面が青く輝く幻想的な風景が広がっています。

現在へネラル・カレーラ湖のチリ側では水力発電所の建設が計画されていますが、水力発電所ができることでマーブル・カテドラルをはじめとする周辺の自然環境が破壊される可能性が指摘されています。

 

9位 クレーター湖(594m)

引用元:https://www.tripsavvy.com/

クレーター湖はアメリカ合衆国オレゴン州にある湖で、クレーターレイク国立公園の中心的な存在です。

アメリカ合衆国で最も深い湖であり、平均水深だけで言うなら世界第3位の湖となります。

クレーター湖はかつて存在したマザマ山が火山活動によって崩壊した跡にできたカルデラ湖で、河川とはつながっておらず雨水と蒸発によって水位の変動を繰り返しています。

アメリカの先住民であるクラマス族の人々はマザマ山の火山活動とクレーター湖の形成を目の当たりにして以来、クレーター湖を聖地として崇めていました。

クラマス族の神話では空の精霊スケルと地の精霊ラオの激しい戦闘を行い、その余波でマザマ山を破壊され「giiwas」(クレーター湖)を形成したと伝えられています。

クレーター湖は他の河川から不純物が流入しないために高い透明度を誇っており、1853年にクレーター湖を発見したヨーロッパ人は「Deep Blue Lake」(深く青い湖)と名付けました。

湖の中央部には「湖の老人」と呼ばれる切り株が1世紀以上も浮かんでいます。

普通湖に落ちた樹木は分解されてしまいますが、クレーター湖は水温が低いために分解されずに残っているのです。

8位 グレートスレーヴ湖(625m)

引用元:https://www.mapsofworld.com/

グレートスレーヴ湖はカナダのノースウエスト準州にある湖です。

世界で10番目に大きな湖で、北アメリカではグレートベア湖に次いで2番目に大きな湖です。

湖の名前は、グレートスレーヴ湖の近くで暮らすスレーヴ族に由来しています。

1771年にイギリス人探検家のサミュエル・ハーンによって発見され、1930年代には金が発見されたため準州の首都となるイエローナイフが沿岸に建設されました。

冬には湖面を分厚い氷が覆うため、湖面がアイスロードとなりトレーラーなどが通行します。

グレートスレーヴ湖やグレートベア湖、アサバスカ湖といった湖はかつて「マッコーネル湖」というひとつの巨大な湖であったと考えられており、そのために3つの湖は「姉妹の湖」だとも言われています。

 

7位 イシク湖(668m)

引用元:https://www.advantour.com/

イシク湖は中央アジア、キルギス共和国の北西部にある古代湖です。

天山山脈の北部に位置しており、別名イシク・クル、イシククル湖、イスィククリ湖とも呼ばれます。

湖の名前はキルギス語で「暖かい湖」という意味の言葉から来ており、その言葉の通り、湖底から温泉が湧き出ているために、気候の厳しい中央アジアにあって冬季にも水温が3℃ほどで保たれ、湖面が凍結しません。

中国では「熱海」とも呼ばれます。

イシク湖は古くはシルクロードの中継拠点として利用され、ソビエト連邦の支配下にあったころは魚雷の試験場があったほか、湖畔に鉱山があったために外国人の立ち入りは禁止されていました。

湖底には多くの時代の遺跡が眠っており、最古の金貨なども見つかっていますが、なぜイシク湖に遺跡が沈んでいるのかは分かっていません。

イシク湖の周りは、1948年にイシククル州立保護区として認定され、1975年にはラムサール条約に登録されています。

 

6位 マラウイ湖(706m)

引用元:http://www.tfhdigital.com/

マラウイ湖はアフリカ東南部、大地溝帯(グレート・リフト・バレー)の南端にある湖でモザンビーク、マラウイ、タンザニアの国境となっています。

アフリカでは3番目に、世界では9番目に大きな湖です。

マラウイの国名の由来となっているほか、モザンビークとタンザニアではニアサ湖と呼ばれています。

マラウイという名称は、マラウイの公用語であるチェワ語で「光、炎」という意味で、ニアサという名前はヤオ人の言葉で「湖」を意味します。

マラウイ湖の名称問題は、マラウイとタンザニアの領有権問題と絡み、対立を深めています。

1859年にマラウイ湖を発見したイギリス人宣教師デイヴィッド・リヴィングストンは、ヤオ人の言葉から湖をニアサ湖と名付け、周辺地域をニアサランド植民地としてイギリス領としました。

第一次世界大戦ではマラウイ湖を舞台にドイツ領東アフリカに配備された海軍と水上戦を繰り広げました。

マラウイ湖は世界でも珍しい部分循環湖(湖水がいくつかの層に分かれ、完全に混ざることのない湖)で、「湖のガラパゴス諸島」と呼ばれるほどの独自の生態系が築かれています。

中でも「シクリッド」と呼ばれる魚が固有種を始め800種類以上も生息しており、マラウイ湖沿岸の住人の食糧となるほか、熱帯魚としても高い人気を誇っています。

湖の希少な自然環境を守るために、1984年に湖の南端部がマラウイの国立公園に指定されました。

 

5位 ボストーク湖(800m)

引用元:https://afpbb.ismcdn.jp/

南極には分厚い氷床の下に亜氷期時代の湖がおよそ400もあると知られています。

ボストーク湖はそんな氷底湖の中でも最大のもので、日本最大の湖である琵琶湖の20倍以上の面積を持つ淡水湖であると考えられています。

1960年代から70年代にかけて行われたレーダー調査によって発見され、ロシアのボストーク基地の近くにあるためにボストーク湖と名付けられました。

1998年にボストーク湖の上の氷床を掘削調査した結果、氷床がおよそ42万年前にできたことが判明しています。

ボストーク湖はおよそ50万年から100万年もの間、氷に閉ざされていた計算となります。

普通、極地にある水分は厳しい気候のために凍結してしまいます。

ボストーク湖の水温も-3℃と、普通であれば凍結してしまうものですが、氷床の重みによって圧力がかけられたことによって液体の状態を保っています。

ボストーク湖の調査は現在も続けられており、2013年7月3日にはなんと3507種もの固有の遺伝子配列が発見されたという報告が上がりました。

従来ボストーク湖は長く地表から隔離されていた故に中に何も生息していないと考えられていましたが、もしこの事実が真実であれば、極地において独自の生態系が確立されていたこととなります。

ただこの発見は科学的な根拠が乏しく、氷床の掘削機器に付着していた遺伝子配列を観測してしまっただけではないかと言われています。

ボストーク湖では他にも様々な信じがたい話が語られています。

2011年11月30日にはロシアの研究チームが水中カメラで湖の中に「黄金の鉤十字」のような人工物を発見したという話があります。

鉤十字と言えば、ナチス・ドイツのシンボルマークであり、長く隔絶されていたボストーク湖になぜナチス・ドイツのものとおぼしき人工物が発見されたのかはまるで分かりません。

この発見はロシアの国防部によって厳重に秘密が守られ、現在も公式には発表されていないとされています。

また2012年初頭には同じくロシアの研究チームがボストーク湖でタコのような姿をした未知の生物に襲われ、3人の死者を出したと言われています。

「有機体46-B」と名付けられたその生物はボストーク湖の中でも酸素濃度の高い部分に生息し、人間のダイバーへ擬態する能力や優れた知能、さらに切り落とされた腕から本体の増殖する強力な再生能力を有していたと語られています。

ボストーク湖にはまだ人の手が充分に及んでいるとは言えません。

その分、様々な根も葉もない噂が流されているようです。

 

4位 オイギンス湖(836m)

引用元:https://www.swoop-patagonia.com/

オイギンス湖は南アメリカ大陸のパタゴニア地方にある、南北アメリカ大陸の中で最も深い湖です。

アルゼンチンのサンタクルス州とチリのアイセン州に跨いで存在しており、アルゼンチン側ではサン・マルティン湖、チリ側でオイギンス湖と呼ばれています。

湖の名前の由来はそれぞれの建国の英雄であるホセ・デ・サン・マルティン、ベルナルド・オイギンスから来ています。

氷河の浸食作用によってできたこの湖は非常に独特の形をしており、上空から見ると棒状の湖からアルゼンチン側とチリ側にそれぞれ4本ずつ腕が伸びたように見えます。

アルゼンチン側ではサン・マルティンの栄誉を称え、この伸びた腕の1本1本に、カンチャ・ラジャーダ、チャカプーコ、マイプ、デ・ラ・ランチャと名付けています。

湖の周りは気候も乾燥しており、長く先住民が暮らすのみとなっていましたが1910年代に入るとイギリス系移民やスカンディナビア系移民、スイス系移民が入植し、牧羊を開始しました。

オイギンス湖の水面は独特のライトブルーをしていますが、これは氷河の作用によって発生した岩粉が水中に漂っているためです。

 

3位 カスピ海(1025m)

引用元:http://parstoday.com/

カスピ海は世界最大の湖(塩湖)であり、東ヨーロッパと中央アジアの境界となっています。

カスピ海のほかハザール海やマーザンダラーン海、裏海などとも呼ばれています。

ロシア、アゼルバイジャン、イラン、トルクメニスタン、カザフスタンの5か国の境界となっており、沿岸にはアゼルバイジャンの首都バクーや、工業都市スムガイト、ロシア連邦ダゲスタン共和国の首都であるマハチカラなど数多くの都市が栄えています。

古くはこのカスピ海南岸を中心にメディア王国、パルティア王国、ハザール王国といった国々が興亡を繰り返し、やがてロシア帝国へと組み込まれます。

ソビエト連邦時代には沿岸に漁業基地や缶詰工場が作られたほか、石油生産の一大拠点としても発展しましたがソビエト連邦崩壊後は豊富な鉱山資源を巡って、沿岸5か国の間で領有権問題が発生していました。

ちなみに「カスピ海ヨーグルト」はカスピ海と黒海に挟まれたコーカサス地方から持ち帰った種菌を用いて作った粘り気のあるヨーグルトであり、厳密にはカスピ海はまったく関係ありません。

 

2位 タンガニーカ湖(1470m)

引用元:https://www.zambiatourism.com/

タンガニーカ湖はアフリカ東部にある古代湖です。

深さと共に水量もバイカル湖に次いで世界第2位であり、バイカル湖に次いで世界で2番目に古い湖でもあります。

タンザニア、コンゴ民主共和国、ザンビア、ブルンジの4か国に跨いで存在し、東岸はタンザニア、西岸はコンゴ民主共和国、北東端がブルンジ、南端がザンビアに面しています。

タンガニーカ湖はアルバート湖、エドワード湖、キブ湖、ヴィクトリア湖、マラウイ湖と同じく、大地溝帯によって形成された「アフリカ大湖沼」のひとつです。

1858年にイギリス人探検家であるジョン・ハニング・スピーク、リチャード・フランシス・バートンによって存在が確認され、デイヴィッド・リヴィングストンとヘンリー・モートン・スタンリーによって、タンガニーカ湖を含む地域の情勢が明らかになりました。

その後、タンガニーカ湖周辺はヨーロッパ諸国の支配下に置かれ、20世紀までに東岸はドイツ領東アフリカ、西岸はコンゴ自由国(ベルギー領コンゴ)、南岸がイギリス領北ローデシアに分割されます。

現在では湖に面する国々が湖に港を設け、漁業や湖上輸送を盛んに行っています。

タンガニーカ湖は深さによって水の層が形成されており、深いところでは酸素量の少ない、古代の水が含まれています。

またタンガニーカ湖では固有の生態系が確立されており、湖に生息する魚類の80%、貝類の90%がタンガニーカ湖にしか生息しない固有種だと言われています。

 

1位 バイカル湖(1642m)

引用元:https://www.csmonitor.com/

バイカル湖はロシア南東部、シベリア連邦管区のブリヤート共和国とイルクーツク州、チタ州にまたがる湖です。

モンゴル語で「自然の湖」を意味する言葉を由来とする三日月型の湖で、世界で一番深い湖であると共に世界で最も古い古代湖です。

透明度も世界一高く、「シベリアの真珠」とも呼ばれています。

元々は海溝であり、およそ3000万年前に海溝から孤立することで湖となりました。

およそ2万年前に人類はバイカル湖に到達し、以後はブリヤート人と呼ばれる民族が湖の周りに住んでいます。

17世紀ごろにロシア帝国が進出しましたが、バイカル湖周辺は環境が厳しく開発は進みませんでした。

ロシア革命の際には赤軍に追われた白軍が「大シベリア冬季行軍」と呼ばれる逃走劇において凍結したバイカル湖の湖上を通りましたが、その途中でほぼ総員が死亡しています。

シベリア鉄道敷設の際には湖周辺に線路を作るのが難しかったために、凍結した湖面に線路を敷くことで間に合わせていたこともありました。

バイカル湖は決して栄養的に恵まれた湖とは言えませんが、全体の70%が固有種という独自の生態系を築いています。

中でもバイカルアザラシは淡水のみに生息する世界で唯一のアザラシとして知られています。

1996年には世界遺産に登録されていますが、湖岸に建造された紙工場による水質汚染や、湖周辺地域にある地下資源の開発問題など、湖や多様な生物を脅かす問題と直面しています。

まとめ

今回は世界一深い湖について紹介しました。

湖によっては独自の生態系が築かれており、そこでしか観察のできない生物も生息しています。

沿岸に住む人々にとっては湖は生活の中心であり、先住民は生物と共存できるように暮らしてきましたが科学技術が発展するに従って開発の手が及び、生物や環境に負担を与えることも増えています。

また中には人の手の充分に及んでいない湖もあり、今後の調査次第では未知の発見がある可能性も否定はできません。

世界の深い湖の中では、私たちの常識や科学を超える何かがまだ眠っているのかもしれません。

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