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スペインの探検チームが南極を「凧」で滑走!?様々なミッションを遂行

Credit: Inuit WindSled
Point
■スペインの探検家チームがESA(欧州宇宙機関)などからミッションを授かり、南極へ調査に出かけた
■彼らの動力源は「風」であり、凧に引っ張られる形で移動を続けた
■彼らのミッションの中には、 EUの衛星システム「ガリレオ」に関するものがあった

スペインの4人の探検家チームがある奇抜な方法で南極を滑走し、EUの全地球航法衛星システムである「ガリレオ」のナビゲーションシステムの位置情報の修正に一役買っています。

4人は昨年の12月12日にロシアのノボラザレフスカヤ基地を出発、40日以上をかけて、地球上最も寒い場所の1つとして知られるドームふじ基地へと到着しました。

彼らはこの南極探査のために、ユニークな排ガス「ゼロ」の移動手段を採用しています。彼らを牽引するのはなんと「凧」であり、複数のソリの上に乗せたテントを風の力を利用して引っ張ります。凧のサイズはもちろん巨大であり、150メートル四方もの大きさとなっています。

Credit: ESA

「The Inuit WindSled」と名付けられたこの移動手段は、この探検のリーダーでもあるラモン・ララメンディ氏によって開発されました。風を動力源としてドームふじ基地へとたどり着いた探検家は、もちろん彼らが初めてです。

また、この探検はESA(欧州宇宙機関)をはじめとした多くの機関と提携しておこなわれています。気候変動や気象学、宇宙生物学といった分野の合計10の科学的な実験が、この探検の中で実施されています。ESAが関与しているのはガリレオに関する実験などです。

Credit: SA-P. Carril

この実験の最も重要な意義の1つとして、南極といった太陽光が乏しい究極の高緯度地帯における地球の電離層を観察することがあります。太陽の活動とリンクしている電離層からの電波干渉は、衛生のナビゲーションの質を低下させてしまうことがあるからです。

南緯80度近くにまで達した彼らの探検は、ガリレオ衛星がこれまで位置を測定した地点の中で、最も南に位置していることとなります。ガリレオのナビゲーションに関わるシステムエンジニアのマヌエル・カスティーリョ氏は、「彼らからデータが送られてくると、私たちは極におけるガリレオの位置やナビゲーション、タイミングを査定することができます」と語っています。

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reference: esa / written by なかしー