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コバルトラインの白い巨大な人影/読者投稿

【実話】牡鹿半島のダイダラボッチ説

投稿者:狩原修 さん/心霊・怪奇体験

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これは、宮城県牡鹿半島のコバルトラインで体験した実話になります。体験した場所を添付の写真に記しました。

毎年この季節になると脳裏に焼き付いたあの時の恐怖の出来事の思いが蘇って参ります。これはもうずいぶん昔に私と妻が体験した実話になります。

当時、私は大学生で妻と付き合っておりました。妻は冗談話ができないほど真面目で霊感が強く何度も心霊体験を繰り返す体質で、小学生の時にUFOに連れ去られをそうになった経験をもっています。私は正直者で悪いことができない真面目な人間です。

そんな善人な私と妻が、私が学生のころアルバイトをして買ったポンコツ車で深夜のドライブに出掛けた時の体験談であります。それは何か楽しい会話をするわけでもなく、ただ車に乗ってふたりでいることが幸せで、行くあてがあるわけでもないドライブでした。

 

深夜、遅い時間にもかかわらず何故か私達の車は海の方へ向かい、時間が止まったかの様な暗闇の中で車のスポットライトだけが私達の世界を作りだしていました。カーラジオからは深夜ラジオのパーソナリティーがシンと静まりかえった僕らの空気をつなぎとめてくれておりました。

そのときは運転を妻が担当しておりました。私の妻は車の運転がとても上手く、私達の乗った車は夜のワインディングロードをタイヤのスキル音を響かせながら闇の中のカーブを駆け抜けていきました。コバルトラインの料金所にはだれの姿も灯りもなくシンと静まりかえっておりました。

 

料金所の向こうは深い闇が口を開け、私達の車を飲み込もうと待ち構えているようでした。すれ違う車も無く車の外はまるで異世界、車と異世界の境界線は車のドアやフロントガラス一枚でとても心細く、異世界に飲み込まれる私達の車をカーラジオから流れる声だけが現世を感じ取れる唯一の存在のようでした。

 

どれくらい時間が経ったのかまるで時間が止まっているかのように感じ、車の外のダークブルーの景色の移り変わりをじっと眺めておりました。

ふと気が付くと山の方から白い霧が海岸線へと流れていきます。ダークブルーの世界が一瞬にして白い靄に包まれ私達の視界は次第に遮られていきました。いよいよ怪しい霧の世界に私達の乗る車が飲み込まれそうになったときです。

 

「キキーッ」

 

私達の乗る車が突然道路の真ん中で止まりました。どうしたのかと思い私は車の助手席から妻の横顔を眺めました。妻はハンドルに手を掛けたまま俯いています。何かが起きていると感じ取り、「どうしたの?」と妻に質問しました。

妻は「運転代わって」とボソッと小声でいいました。

「運転代わるから、いったん車から降りて」といいましたが、妻は「降りられない」とまたもや小声で答えました。

 

これはただ事ではないと思い、妻に車の中で運転席から助手席に移動してもらいました。

妻の身に何かが起こっている。

私は車の外に出ると一度だけ周りを見渡し運転席に乗り込みました。

車のまわりはダークブルーの暗い闇、月明かりが霧の狭間から差し込み周囲の景色を映し出し、周りの雑木林、車の標識が目に入りました。

 

運転席に乗り込んでみると遥か前方にY字路の分岐点、霧対策のオレンジ色の街頭が私達を導いておりました。わけのわからぬ恐怖に見舞われながら私は車のアクセルをべた踏みしオレンジ色の光に導かれていきました。実は、私の車はふたり乗りのポンコツカーで、時折予期せぬエンストを起こすのです。私は祈る気持ちで、「たのんだぞ、止まるなよ」と思いながらエンジン全開でその場を立ち去りました。

 

先のY字路に差し掛かりおそらく右に行けば港に出られると思いハンドルを右に切りました。あの場所から立ち去り港に着くまでそう時間は掛かりませんでした。港では、霧対策の為のオレンジ色の街頭が多く立ち並び、あたり一面オレンジ色の幻想的な世界を作り出しておりました。

 

ふと時間が気になり車の時計を見ると午前2時過ぎ、早起きの漁港でも人ひとりなく静まりかえっておりました。

私にしてみればさっきの状態はいったいなんだったんだろう、疑問は募るばかりです。妻が落ち着くのを待って何が起きていたのかを聞いてみました。

 

それはこのようなことでした。

 

妻が車を運転していると、山側の林の中から白い大きな人型の物体が出てきて車に向かってきたのだといいます。

白い人型の大きさは路肩の道路標識よりも高かったといいます。大きな人型の白い物体はもはや自分の運転している車のすぐ後ろまで迫り、もうだめだと思い車を運転できなくなったそうです。

そのことを聞いた私はその話を疑うことはありませんでした。妻はそれだけ信頼できる人なのです。妻は今回の他にも車の中から人だまを見たり、得体の知れない人の塊を見たり、日常でも霊をよく見たりし、幽霊と会話したこともあります。

 

コバルトラインでの体験はもうずいぶん昔の話なりますが、当時はこのことは他人には話をしないでほしいと妻にいわれておりました。

妻曰く、あの白い人型の大きな物体はコバルトラインの山の神様だといいます。つまり牡鹿半島のダイダラボッチなのではないかと思いました。

 

その後、牡鹿半島に纏わるダイダラボッチ伝説がないかどうか調べましたが伝説の糸口をつかむことはできませんでした。そして、この出来事の後に私の大学の友人が幽霊に取りつかれ交通事故死してしまいます。この話もいつかの機会にお伝えしたいと思います。

霊感の強い奥様だけが見てしまったのは、UFOとか異星人にカテゴライズされるものでしょうか。車を運転中のUFO遭遇の事例を思い出しました。