都市伝説・オカルト

ギザの大ピラミッドの謎をミニチュアで再現して解明しようとした男性

Credit:ibuildit.ca

Point

■カナダ人木工師が精巧な木製ミニチュア版「ギザの大ピラミッド」を作り上げる

■これはピラミッドがどのようにして造られたのかを解明する試みの一環として始まった

■一番の難所である石の「積み上げ作業」は棒をレールや梃子のように用いて行なったと推測

エジプトにある「ギザの大ピラミッド」は世界7不思議の中で唯一現存する建築物である。

建造年代には諸説あるが、一般的に紀元前2560年頃から建設が開始されたといわれている。だがあまりの巨大さに、どんな仕方で人の手によって造られたのかいまだに謎の多い建物でもある。

カナダ人木工師のジョン・ハインツ氏が、「ギザの大ピラミッド」を木製ミニチュア版で忠実に再現することで建造の秘密解明を試みている。

ミニチュア・ピラミッドはどのようにして造られたのだろうか。

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正確なサイズの木片を切り出す

ハインツ氏はまず本物のピラミッドと同じように、木から長方形型の小さな木片を切り出していった。木片のサイズ比は高さ1:縦:1:横2としている。

正確なサイズの切り出しと長方形の形が、石を積み上げるときの鍵となるらしい。

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ドライサンドで木片の研磨を行なった後に、いよいよ組み立て作業。

ピラミッド建設に適当な場所を選んで、正方形の土台を削り出す(ここでは板を用いている)。ハインツ氏は「作業は正方形の4隅から同時に始められただろう」と考えている。

土台にズレがあると上部のバランスが崩れてしまうため慎重なスキルが必要だ。

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1段目を並べ置いたら、2段目の「積み上げ作業」に移る。

ハインツ氏によれば、この石の積み上げがピラミッド建設の肝であり、その他の作業はそこまで難解ではないという。

ハインツ氏のアイデアは、石の横長の形を利用するというもの。以下がそのやり方だ。

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まず2本の棒をレールのように敷いて石を置く。その下に短い棒を噛ませて、もう1本の棒で押して転がすように前進移動させる。

そして今度は石の上に棒を2本置き、そこにロープをくくりつけて上から引っ張り上げるのだ。こうすればの転がるように一段上がるのでそこまで力を必要としないらしい。

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この作業を繰り返して段数を重ねていく。

このとき気になるのが段の中央部分に隙間が設けられていることだ。これはハインツ氏が勝手に設けたものではなく、実際のピラミッドにもあるもの。

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下の画像を見ると、面の中央に不規則な直線があるのが分かる。

これは最初に隙間を設けていて、後から石を埋めたと考えられる。

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ハインツ氏の推測は、隙間の周辺に予備の石片を置き、それからピラミッドの内部に通ずる道を開けておいたというものだだ。

オレンジ色になっている石片がその予備のものである。

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こうして隙間を埋められたピラミッドはまだ完成ではない。

今度は表面の側壁を頂上から下に向かって、切りそろえた石を埋めていくのである。こうすることで平らで綺麗なピラミッドがようやく完成するという。

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ここまで完璧なミニチュアを作ってもハインツ氏は「私の考える可能性でしかありません」と話す。

確かにミニチュアならまだしも、本物は高さ140m、底辺230mと途方も無い大きさで、ハインツ氏のやり方が通用するかは分からない。特に高度な技術もなかったであろう古代エジプトのことを考えるとなおさらだ。

それでもハインツ氏は数多くの人間が協力して作り上げたものだと信じて疑わない。

最後に同氏は「結局のところ、タイムトラベルでもしない限り真実は分かりません。ただ1つ言えることは、ピラミッドの建設に宇宙人の力は借りてないということです」と話した。

個人的にはぜひ彼ら力を借りて欲しいところなので、解明して欲しいと同時に、謎は謎のまま残って欲しい気もする。

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reference: laughingsquidibuildit.ca / written & text by くらのすけ