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アマゾン火災は悪化する? 地球酸素の20%を産出するアマゾンが消失の危機

Credit:zmescience

Point

■今月初旬からアマゾンで発生していた火災は、現在で3週間目に入り、今後も続くことが予想される

■火災原因は、ブラジルのボルソナロ政権が「熱帯雨林の不法伐採の規制を緩和している」ことにあると言われている

■アマゾンの森林は地球全体の実に20%の酸素を算出しており、火災が続けば地球規模の二次被害が発生する恐れもある

ブラジル・アマゾンの熱帯雨林で続く大規模火災が、世界中で大きな波紋を呼んでいます。

火災発生からすでに3週間目を迎えていますが、火の勢いが収まる気配は一向にありません。火災の影響は現場から数千キロ離れたサンパウロにも達しており、街の上空を分厚い煙が覆う状態が続いています。

まるで核戦争後の世界です。

またアマゾンの熱帯雨林は地球にある酸素の実に20%を作り出しているため、このまま火災が続くと世界全体に甚大な被害が出る可能性もあります。

火災は今後も悪化する危険性がある

世界気象機関(WMO)は、火災による煙が及んでいる地域を示した画像をTwitter上で公開しています。それによると煙は、大西洋岸からペルー、ボリビア、パラグアイ、そして東のサンパウロまで広がっている状態です。

また専門家によると、炎は鎮火するどころか、11月頃まで続く干ばつのせいで悪化する可能性もあるといいます。

近年、ブラジルでは火災の発生件数が激増しており、今年に入ってからすでに約7万3000件の火災(うち半数以上がアマゾン)が国内で報告されています。

ブラジル国立宇宙研究所(INPE)によると、この件数は前年と比較して80%も高く、2013年から始まる観測史上最多を記録しているとのことです。

ブラジル大統領が非難の的に

世界自然保護基金(WWF)によると、火災発生の原因は熱帯雨林の伐採が急増したことにあるとのことです。

アマゾンの熱帯雨林では、木材加工用や農場・鉱山開拓のために大量の木が伐採されたり、森が焼き払われたりする事例が多発しています。この件を受けて、国民や専門家がブラジルのジャイール・ボルソナロ大統領を批判する事態となりました。

ジャイール・ボルソナーロ大統領/Credit:ja.wikipedia

というのもボルソナロ政権は、熱帯雨林の不法伐採に関する規制を緩和したり、アマゾンの火災予防および環境保護のために予定されていた730万ドルの予算を削減していたからです。

アマゾンで起こった火の手は同国の政治情勢にまで及んでいます。

「アマゾンの死」は「地球の死」を意味する

「地球の裏側で起こったことだから」という理由で、私たち日本人が安心することはできません。

アマゾンの熱帯雨林はおよそ550万㎢に及ぶ面積を誇り、地球上にある酸素の実に20%を産出している場所でもあります。つまり、アマゾンの豊富な森林は、加速する地球温暖化を抑制する重要な役目を担っているのです。

このまま森林破壊が続けば、アマゾンの緑は枯渇し、乾燥した土地となって雨も降らなくなってしまいます。アマゾンの降雨は、熱帯雨林そのものから生じるものなので、森林が失われれば、酸素だけでなく水分もなくなってしまう危険性があるのです。

Credit:depositphotos

その影響が世界にまで拡散していくと、地球のたどり着く先はマッドマックス的な荒涼とした砂漠以外にありません。アマゾンが死ぬことは地球が死ぬことを意味し、アマゾンを守ることは地球の緑を守ることでもあるのです。

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reference: zmesciencevicecnn / written by くらのすけ