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なんで!? 太古の樹液から一億年前の海の生き物「アンモナイト」を発見!

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Point

■9900万年前に琥珀に封じられたアンモナイトの化石が発見された

■海洋生物が琥珀の中から見つかった報告は世界初

■発見場所はミャンマー北部、この内陸の土地がかつて沿岸部に近い森であった事がわかる

琥珀は太古の樹液が固まって生まれた宝石だ。樹液は粘性が高い液体のため、ここには古代の昆虫などが真空パックされて封印されていることが多い。

映画『ジュラシックパーク』の中では、琥珀に閉じ込められた蚊から恐竜のDNAを取り出すという描写があり、一躍世間の注目を集めた。

そんな琥珀から、今回海の生き物であるはずのアンモナイトが見つかったという。

森で生まれる琥珀の中から海洋生物であるアンモナイトが見つかったという報告は世界初のものとなる。この驚きの発見は、中国科学院南京地質古生物研究所の研究者より報告され、5月13日付けでPANS誌に掲載された。

なんで琥珀にアンモナイト!?

このアンモナイトは、既に中身の組織は失われており、殻もひび割れ砂まみれの状態だという。

さすがに生きた状態で琥珀に封じられたわけではないようだ。

この琥珀の中には、アンモナイトの他にも、フナムシなどの海洋生物も含まれており、さらにクモやヤスデ、ダニなど陸生の昆虫も含まれていた。陸生と海洋の生物が同時に捕らわれているという点でも、非常に珍しいサンプルだ。

研究者たちは、死んで浜に打ち上げられたアンモナイトが、浜辺に近い森へ運ばれ樹液に捕らえられたのではないかと考えている。

発見された場所はミャンマー北部の琥珀鉱山で、かなり内陸だ。この琥珀は、かつてこの辺りが津波などの浸水を受ける沿岸部の土地であったことを示している。

ミャンマー地質地図と白亜紀後期に発見場所が位置していたと考えられる古代の陸地©NIGPAS

琥珀は古代の土地の様子、生物の様子を伝えるタイムカプセル

今回の発見では、琥珀の中のアンモナイトをX線検査し、非常に高解像度の3D画像の作成にも成功している。

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これらの解析により、このアンモナイトはプゾシアという種類の幼生であったと推測されている。

死んでいたとはいえ、琥珀に封入されたアンモナイトというサンプルは非常に貴重で珍しい。この琥珀からは、今後も他に多くの発見をもたらしてくれるかもしれない。

アンモナイトは深海100メートル以上でも生息できたと考えられている。そんな生き物が死骸とはいえ、形を保った状態で森の樹液に包まれたとは、古代のダイナミックな土地の変動には驚くばかりだ。

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reference: independent, forbes/ written by KAIN