ーー今まで様々な奇妙なYouTube動画やYouTuberの記事を書いてきたが、”01A51CD0”や”Benjamin Bennett”など少しマイナーなところを攻めていたなと自分でも思う。今回の記事で纏める”Don’t Hug Me I’m Scared”は、海外では考察厨ホイホイとも言えるほどの人気度で、6つの動画合計で2億回近くも再生されている超王道謎動画だ。
”Don’t Hug Me I’m Scared”。直訳すると「抱きしめてはいけない、怖いから」という意味。この動画はイギリスのアーティストによる映像作品で、全6話公開されており、完結している。略称は”DHMIS”。
あなたはセサミストリートという教育アニメをご存知だろうか。対象年齢は小学生未満と言ったところで、毛むくじゃらなキャラクター達が飲み込めないであろうクッキーを奇声をあげながらボロボロにする、あのアニメだ。(※違わないけど違います)
この、”Don’t Hug Me I’m Scared”は「汚いセサミ」と称されるくらい、なんだか似ている。全ての動画を見てみたが「お金かかってるなぁ」といった印象を受けた。動画の前半は教育ビデオそのものなのだが、後半にいくにつれてグロテスクな表現が増えていき、完全に子供に見せてはいけない描写が容赦無く映し出される。
「え…。教育ビデオじゃないなら何でこんなにお金かかってるんや…?」という疑問は残るが、この動画は沢山の伏線が張り巡らされており、様々な説が唱えられているのだ。
天才ムショクくん
では、めちゃめちゃわかりやすく翻訳記事を書いていた方のブログを読みながら、様々な説を紹介していこう。
”Don’t Hug Me I’m Scared”の動画は、1つ5分程度なのでまず見てみて欲しい。
参考 Don't Hug Me I'm ScaredYouTube天才ムショクくん
この作品は、先ほど申し上げた通り全部で6話。意外と次々と見てしまう中毒性があり、なかなか面白い。30分があっという間に過ぎた。
ざっくりと内容を紹介すると、この画像の真ん中3人(緑・赤・黄色の奴ら)がレギュラー化しており、これと決まった主人公は登場しないまま、ストーリーが展開していく。各話で登場するゲストのようなキャラクター(物とか虫とか)が、ポップな音楽に乗せて、様々な事を教えてくれる。前半はNHKで写っていても違和感はない。
しかし、その教訓は、矛盾や理不尽に満ちていて、視聴者側の予想をはるかに凌駕した展開を見せていき、結果的にはグロテスクな表現が待ち受けている。子供が間違ってみたら大変なことになるというわけだ。
このアニメに関しては、謎な部分が多く、細かい伏線が張り巡らされているらしい。
天才ムショクくん
不思議なことに、全ての回に出てくるカレンダーの日付が6/19なのだ。何を意味しているのか分からなかったが、最後の動画が公開されたのも6/19だった。
他のサイトやYouTubeで考察されていた説をまとめると、
と、沢山の考察がされていた。
1話でメモ帳の先生の意向なく3人全員がグロ展開に持っていっていたり、3話で目覚めるとグロくなっていたりしているのを見ると、3人全員が実は凶悪なシリアルキラーで、自分を子供だと思い込ませて更生させるための洗脳教育をしているのでは、という「3人全員殺人犯説」という説を筆者は支持している。
先生役で各話に登場する奴らが、「大人びた行動・発言をする人にだけ怒っている」様子を見ていると、「3人は本当に子供」というよりも、「子供でなければならない」といった印象を受けた、というのも理由に挙げられる。
英語が分からず内容が入ってこないという方は、大変分かりやすい翻訳を公開しているブロガーさんがいるのでコチラを見てみるといいかもしれない。
その他にも、詳しくは分からないのだが「07494795709」という数字も何か関わっているらしい。かなり良くできた作品で、考察厨を大興奮させること間違いなしだ。