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【都市伝説】製作したのにまさかの封印!あの有名キャラクターもお蔵入りに

元高知県須崎市観光大使のゆるキャラクター「ちぃたん☆」のテレビアニメ『妖精ちぃたん☆』が、放送の開始される前に突然の中止が決定された。中止となった経緯は該当記事をお読みいただければ幸いだが、製作していたテレビアニメがシリーズ丸ごと「放送見合わせ」になることは相当に珍しいケースである。




もちろん、このような事は前例がないわけではなく、放送前に全ての映像が封印となったアニメは他にも存在する。

中でもアニメマニアの間で有名なのが、モンキー・パンチ原作の漫画『ルパン三世』の派生作品『ルパン8世』である。本作は1982年頃に、ルパン三世の子孫であるルパン8世が宇宙を舞台に活躍する子供向け作品として製作された作品である。

フランスと日本のアニメ会社の共同制作で5話分(6話分という話もある)のアフレコ前の映像が完成済みだったが、当時、製作途中でトラブルがあったいわれ、作業がストップ。アニメ雑誌など多くのメディアでキーヴィジュアルや詳細なストーリーなどが紹介された後だったにもかかわらず、公開できない封印作品となってしまった。




作品がお蔵入りに至った直接的な原因は、フランスのアニメ会社と日本のアニメ会社との間で「ルパン三世」に対するイメージに大きなズレが生じたためである。フランス側が勝手にルパンのデザインを変更するなどしたため、日本のアニメ会社が企画の打ち切りを決定したという。

ちなみに『ルパン8世』には、宇宙服を着た次元大介や銭形警部、レーザーブレードを振り回す石川五右衛門などが登場する作品で、元の「ルパン三世」を知っている人なら思わずズッコケてしまうような描写があった。ところが当時、原作者のモンキー・パンチは、本企画に関してかなり「ノリ気」だったといわれ、自らフランスまで赴き、製作会議にも参加している。また他には、別の漫画家が描いた『ルパン8世』の単行本(双葉社)が1巻だけ存在する。




なお、未完成状態で製作そのものが打ち切られてしまったために、『ルパン8世』は長らくビデオソフト化が実現されていなかったが、2012年に発売したDVDBOX『ルパン三世 Master File』では計32分の映像が特典映像として収録された。これにより『ルパン8世』が本当に実在した作品だったことが改めてファンの間で確認された。

時間はかかるかもしれないが、『妖精ちぃたん☆』も著作権トラブルが解決さえすれば、いつか公開される日が来るかも知れない。

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(文:穂積昭雪 山口敏太郎事務所ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像『ルパン三世 Master File [Blu-ray]