都市伝説・考察・陰謀・不思議・オカルト

【都市伝説】幻のゲーム『ロックマン&フォルテ ~』資料20年ぶりに発掘!

あなたは、かつて発売されていたバンダイの携帯型ゲーム機『ワンダースワン(WonderSwan)』(※WSと略される)をご存知だろうか?

短命で終わったゲーム機として一部のマニアには知られているが、その中には人気キャラクターであるロックマンをモチーフとしたゲームソフトがあった。それはロックマン・シリーズの一つとして開発され、『ロックマン&フォルテ 未来からの挑戦者』というタイトルで、1999年10月28日にリリースされた。




この作品はロックマンのライセンスを持つカプコン製ではなく、バンダイがライセンスを得た上で販売されたもの。実際は、レイアップという会社が開発した、いわば外注製作によって作られたソフトだった。

――だからというワケではないが、WS自体の知名度が低いなかで、ソフト自体もあまり販売本数が伸びなかったこともあり、ロックマン・シリーズの<黒歴史>と呼ばれている。及び、そのあまりのオリジナリティの高さから<幻のソフト>とも呼ばれており、現在も入手はかなり困難とされる。

しかし、ファンによると、システム自体はWSの縦横画面の特性を活かしたゲームとなっており(WSは画面を縦や横に傾けて遊べる機能があった)、決してクソゲーと呼ばれる類のものではなかった。コアなファンにとって、忘れてはならない作品だったのだ。

今回、その幻と呼ばれるゲームソフトに関して、貴重な資料が発掘されたという。『ロックマン&フォルテ 未来からの挑戦者』は、WSのモノクロ液晶で表示されており、当然ながらキャラクターの「色」はモノクロとなっている。




それ故、ロックマン・シリーズを愛するファンの間では、「キャラクターはどんな色をしているのか?」が、長年において謎とされてきたのだ。カプコン本社に問い合わせても、「他社製の作品であり、イラストや資料は一切残ってない」とされており、ファンを大いに懊悩させてきた。

しかし、2019年7月23日、突如として驚きの展開が……。

元々はゲーム開発者であり、現在は映画監督として活躍する遊山直奇氏が、ツイッター上で「自分がWS版ロックマンに関わっていた」事実を発表し、当時の貴重な設定資料をアップロードしたのである。

そこには、『ダンガンマン』『エアコンマン』『コンロマン』『コムソウマン』『クロックメン』『コンパスマン』といった、長年不明だったキャラクターの「色」が再現されていた。そして、この事実を聞いたファンは沸き立ち、遊山氏の同ツイートには30万以上のアクセス(インプレッション)が集中したという……。

遊山直奇氏は語る。

「ちょうどアパートの押入れを整理してて見つけた資料です。邪魔だなぁと思って捨てようかと思ったんですが、偶然にもツイッター上で『ロックマン&フォルテ 未来からの挑戦者』の記事を見かけて、何気に私が20年前に描いたカラーイラストを載せたんですよね。……でも、そのキャラクターたちの配色はロックマン・シリーズのファンには初めて見るものだったらしく、大いに反響がありました。海外のファンからも問い合わせがあったくらいです。しかし、あくまでもスタッフ内部で使われたものなので、公式に描かれたものではありません。とはいえ、ロックマンのファンにとっては長年の謎が氷解したことになるんでしょうね」

遊山氏がツイートに気づかなければ、資料は永遠に闇のなかに消えていたことになる。「何とかしてキャラクターの色を見たい」というゲーム・ファンの執念が、20年という時を超えて作品を蘇らせたのかも知れない。

(山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像©遊山直奇