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【珍妙】勃起する謎の「鼻」を持つ新種のカエルが発見される!

Credit:PHOTOGRAPH BY TIM LAMAN, NAT GEO IMAGE COLLECTION

Point
■ニューギニアで発見された世にも珍しい顔に勃起する器官を持つカエルが正式に新種として報告された

■この鼻の辺りから突き出た器官は、勃起性で垂れ下がっていることもあれば、雄々しく突き立っているときもあるという

■いくつかの仮説が提唱されているものの、現在のところこの器官が存在する理由は不明だ

どう見てもチn…失礼、顔に勃起する鼻のような不思議な器官を持つ新種のカエルが発見され、このたび新種認定を受けた

このカエルの発見自体は2008年のニューギニアであり、ずいぶんと時間が空いているが、生物種は今や膨大な数に上るため検証に時間がかかり、新種発見から報告まで期間が空くのは珍しいことではない。

今回は二種の新種のカエルが報告されているが、特に目を引くのが角のような突起を持ったカエルだ。

このカエルは通称「ノーザンピノキオガエル」、学名「Litoria pinocchio」という名が与えられている。

最たる特徴は、名前が示す通りピノキオのような伸び縮みする鼻のようなものを持つことだ。

一体この変なカエルはなんなのだろう?

この新種のカエルについては、オーストラリアのクーンズランド博物館及びグリフィス大学の研究者より発表され、動物分類学の学術誌Zootaxaに掲載されている。

Two new species of treefrog (Pelodrydidae: Litoria) from southern New Guinea elucidated by DNA barcoding
https://biotaxa.org/Zootaxa/article/view/zootaxa.4609.3.4/45562

生命の宝庫 パプワニューギニア

Credit:ZOOTAXA,PAUL M. OLIVER

パプアニューギニアはカエルの楽園であり、450種以上のカエルが生息する熱帯雨林がある。

地形も険しく、猛烈な激しい雨が降るため、調査を行うのもかなりの苦難が伴う場所のようだ。

しかし、その甲斐もあって今回の報告を行ったバウワー氏は新種のカエルを発見することができたようだ。このカエルはキャンプ地に自ら飛び込んできたという。気付くと彼は米袋の上にいたのだ。

そんなところにカエルがいたら素人ならびっくりして追い払ってしまいそうだが、それが未発見の新種だったのだ。

このカエルの雄は鼻に当たる位置に突起を持っている。これが大きな特徴となるが、この突起は垂れ下がっていることもあれば、かなり真っ直ぐに突き立っていることもある。つまりは勃起する性質があるのだ。

なんで勃起するの?

©野田サトル/週刊ヤングジャンプ・集英社

男性なら聞かれれば簡単に答えられそうなこの質問だが、ピノキオガエルについては今のところ、上手く回答することができないようだ。

少なくとも興奮しているわけではなさそうだ。

もちろんいくつか仮説はある。すぐに思いつく説は、雌を惹き付けるためというものだ。

哺乳類ではあるがテングザルも、鼻が大きく肥大したユニークな姿をしている。これは雄のみに見られる特徴で、雌を惹き付ける役割があるらしい。彼らにとっては鼻が大きい方がイケメンというわけだ。

孔雀も雄のみが見事な飾り羽を持つが、これも繁殖期に雌を惹き付ける役割がある。多くの生物で雄のみが持つ特徴的な外見は、大抵女性へアピールするためのものなのだ。

ところが、ピノキオガエルについては、繁殖期のコーラスを盛んに行う時期に観察しても、特にこの突起に変化が見られなかった。雌を惹き付けるための器官であるならば、繁殖期に反応しないのはちょっと不自然だ。

そのため、テングザルや孔雀のように、女性へアピールすための器官という考え方には疑問があるという。

そこで次に考えられる可能性が、種を識別するための目印なのではないかという説だ。

さきほど説明したとおり、この地域には実に多種多様な多くのカエルが生息している。彼ら自身も自分の仲間のカエルが実は見分けついていないんじゃないか、というのがこの説の根拠だ。

事実かどうかは今のところ不明だが、カエルが自分たちでお互いの見分けがついていないというのは、なかなかに面白い考え方だ。

まだまだ新種の見つかる可能性が潜んでいる

パプワニューギニアには、まだまだ未発見の生物が存在している可能性が高いという。

新たに発見された生物は、未知の謎に包まれており、人々の好奇心を大いに刺激する存在だ。

この男なら不思議なシンパシーを感じてしまうピノキオガエルも、思いもよらない理由で鼻を勃起させているのかもしれない。

今のうちに、理由を予想してつぶやいておけば、事実が明らかになったときドヤ顔できるかもしれない。

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