NHKの朝の連続ドラマで多くの国民から支持をされた「あまちゃん」において、国民的脚本家となった宮藤官九郎が苦しんでいる。
大河ドラマ「いだてん」の視聴率が全く伸びないのである。大河ドラマを見る視聴者からは宮藤は支持されていないのであろうか。
どうやら宮藤は中高年の男性にあまり指示を受けていないようだ。50歳以上が主な視聴者と言われるTBS日曜9時からの時間帯で放送された「ごめんね青春!」でも脚本を担当したが、視聴率は全く振るわなかった。このことからも、宮藤は20代30代の若い世代や中高年の女性に好まれる傾向があるみたいだ。
ここ最近不調の宮藤には何かが取り付いているのではなかろうかとオカルト業界では噂されている。
気になるのは、かつてテレビ番組「TOKIOカケル」で披露された話だ。宮藤が自宅で奇妙な体験をしたことがあるという。
ある日のこと、自宅のソファーでくつろいでいると、何者かが右肩のあたりを三本指で、さっと撫でていったという。突然の事なのでひどく驚いていると、妻が「この家には三本指の幽霊がずっといるよ」といってきた。この家には永く住んでいるのに、そんな話は聞いたことがなかったので、ひどく驚いたらしい。
しかし、宮藤としては、自宅でインコを飼っているために、三本指の幽霊の正体は実はインコの足ではないかと自分の心の中で結論付けた。しかし、妻の夢も壊したくないために、幽霊=インコ説は自分の胸にとどめているのだという……。
以上のような話をTOKIO相手に披露していたのだ。
ただ単に聞き流すと、軽い笑い話に思えるが、妖怪を研究している筆者からすると、3本指と言うのは鬼を連想させる。
人間の5本指に対して鬼の3本指は「慈愛」「知恵」が足らない故に3本の指になってしまったと言われている。指の数でその存在の意味が変わってくる例として、他にも仙人が6本の指だったり、龍が3本指であったり、4本指であったり、5本指であったりする。5本指の龍は皇帝を意味しており、五行思想にもつながっている。日本の場合、三宝を重視したため3本指の龍が描かれた。
宮藤の自宅には、「慈愛」「知恵」がない鬼が住んでおり、彼の脚本を苦しめているのではないだろうか。
なお、ATLASでは宮藤官九郎に関連するアーカイブとして、「あまちゃん」の前髪クネ男がAKBの前田敦子と結婚、●●ロスと言う言葉のルーツはNHKドラマ「あまちゃん」であった?!、近代劇はこける大河ドラマのジンクス、拭い切れない朝ドラ感、主人公がわからない「いだてん」、大河ドラマ「いだてん」でタイムトラベラー的珍現象、「いだてん」の粋な演出!落語ファンが大喜び、大河ドラマ「いだてん」の舞台で地震が発生、などがある。
(山口敏太郎 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
画像『大河ドラマ「いだてん」オリジナル・サウンドトラック 前編』