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「芸」をするフグがスゴイ! 驚くべきフグの潜在能力

Point
■鳥や魚の、色・形の認識能力が優れていることが知られている
■フグも形を見分ける能力があり、 「取ってこい」の芸ができるものも

ヒトの次に賢い動物は、あなたは何だと考えますか?  私の脳内に筆頭で浮かぶのは、ヨウムです。

アメリカのペッパーバーグ博士が研究していたヨウム、『アレックス』は、50の物体と7つの色、5つの形を認識し、6つまでの数を数えられ、「ゼロ(~がない)」 の概念すら理解していたとのこと。

Credit:Alax Foundation

鳥が“3歩歩けば忘れてしまう”「鳥頭」ではなかったのと同様に、魚も実は高度な知能があることがわかってきています。

たとえば、大阪市立大学の幸田正典教授らの研究によると、ベラ科のホンソメワケベラは鏡に映った自分を認識できるという、チンパンジーやイルカなど、高度な社会生活を送る生き物と同じ能力を持つのだそう。

自分の喉にマーカーがついていることを鏡を見て理解し、体をこすりつけて取ろうし、「取れたかな」と鏡を見て確認までするのだとか!

フグが芸をする!

賢い動物といえば、犬は芸をすることでそう言われていますよね。魚が芸をやるなんて想像もしていませんでしたが、なんと犬の「取ってこい」のようなことができるフグがいるんです。

指示をする人の方に泳いでいくフグ。見本となるものを見せられ、これと同じものはどれ?と言われているようです。4つ並べられたものの形を見比べ、うえから3番目の見本と同じものを選ぶフグ。何だか犬のように見えてきますね!

フープは仕切り直しやご褒美の合図をする、コミュニケーションツールなのでしょう。さし出すとフグが顔を出して、餌をもらっています。イルカやアシカショーぽくもあるかも。

ヨウムのアレックスの「50の物体と7つの色、5つの形を認識」には及ばないかもしれませんが、物体、もしくは色や形を区別しているようで、たいしたものです。

なお、動画にいるのはサザナミフグと思われます。西南大西洋、インド洋、東太平洋などのサンゴ礁や河口域に生息するフグとなります。

ちなみにフグには、まさに顔が犬っぽい「イヌフグ」「ドッグフェイスパファー」の通称をもつ、コクテンフグという種もいるので、ぜひ同じようにやってほしいもの。

コクテンフグ。確かに犬っぽい。 / Credit:CC 表示-継承 3.0 Wikipedia

フグは進化した魚

実はフグの仲間は魚類のなかで、もっとも進化したグループと言われています。水族館では水槽内を泳ぐ飼育員にまとわりついて、直接手から餌をもらっていることがありますが、「懐いている」ようにしか見えません。

また、こちらは日本近海にも生息するネズミフグです。網にかかった仲間が人間から助け出されるまで、側に寄り添う様子は、仲間を心配する豊かな感情があるように見えます。

飼えばわかる!? フグの賢さ

私自身、南米淡水フグという種類のフグを飼育しているのですが、哺乳類をペットにするのと近い感覚を覚えています。

目がそれぞれ動くので、チラっと目線だけ向けてくることもあり、こちらが「見られている」「目があう」と感じることがしばしば。

また、さきほど「芸をするフグ」のところで、ものの色や形を認識しているようだと書いたのは、家のフグでもそう感じているからです。

私を見ると寄ってきますが、友人には警戒して近寄らないですし、ビビッドな色の服が苦手なので、着ていると腰が引けた感じで様子をうかがってきます。

ほかのフグ飼育者からも同様の話は聞きますし、色の好みは「うちのミドリフグはボーダー柄が苦手」など、個体によって差があるのが、人間くさくて知能を感じるところ。一度嫌いだと認定した餌は、二度と口にしませんしね。

さすがに家のフグは芸をしないでしょうが、高度な知能を感じる新たな行動をするフグが現れても「フグだしな」と納得してしまいそうです。

また、私に対するフグのアイコンタクトを見ていた友人から、「何だかウインクでもしてきそうだね」と言われたことがありますが、確かに違和感はないかも。魚だから、まぶたはありませんけど。でも、フグってギューッと絞るように目を閉じることはできるんですよね…ひょっとしたら、いずれやってくれる日がくるかも?

死んだはずの木が「ゾンビ」のように生き続ける不思議な現象

reference: 海響館  / written by ofugutan