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「太り過ぎ」をからかわれた子どもはさらに太ることが判明

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Point

■周囲に太り過ぎをからかわれる子どもは、太っていてもからかわれない子どもよりも、体重が増加しやすい

■体重をからかわれることで着せられた汚名が、子どもを食べ過ぎや運動嫌いといった不健康な行動へ導く

■からかわれることで生まれるストレスによって、コルチゾールの分泌が促されるために、体重増加を招く可能性も

周囲に太り過ぎをからかわれる子どもは、太っていてもからかわれない子どもよりも体重が増加しやすいことが、アメリカ国立衛生研究所の調べで明らかになった。

「体重をからかわれることで、子どもが習慣を改め、体重を減らそうとするのでは?」という考え方は、どうやら思い込みのようだ。論文は、雑誌「Pediatric Obesity」に掲載されている。

Weight‐based teasing is associated with gain in BMI and fat mass among children and adolescents at‐risk for obesity: A longitudinal study
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1111/ijpo.12538

「太り過ぎ!」とからかわれて体重増加

調査は、調査開始時点での平均年齢11.8歳の子ども110名を対象に行われた。彼らは、調査時点でのBMIが85パーセンタイルを超える過体重であるか、両親がどちらも過体重または肥満であるかのどちらかだ。

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子どもたちはまず、体重について周囲にからかわれた経験があるかどうかについての6つの項目からなるアンケートに回答し、BMIと脂肪量が測定された。その後、15年間にわたり年に一度の頻度で追跡調査が行われた。

その結果、体重について周囲によくからかわれる子どもは、そうでない子どもと比べて、年間平均で、BMIが33%、脂肪量が91%多く増加したことが分かった。かなり顕著な違いだ。

汚名やストレスが悪循環の要因に

研究チームは、体重をからかわれることで着せられた汚名が、子どもたちを食べ過ぎや運動嫌いといった不健康な行動へと向かわせる可能性を示唆している。

または、からかわれることによって生まれるストレスが、コルチゾールというストレスホルモンの分泌を促すことで、体重増加を招くと考えることもできる。

たしかに、「体重を気にしすぎるあまり、逆にそのことがストレスになって過食に走る」という感覚は、大人でも分かる。

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太り過ぎが気になる子どもが身近にいたら、決してそれをからかうことで自分自身に対してのネガティブな印象を抱かせることなく、ヘルシーな食事や運動にポジティブな気持ちで取り組めるようそれとなく導くことが、大切ということだろう。

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reference: eurekalert / written by まりえってぃ