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「地球には存在しない」はずの宝石がイスラエルで発見される

Credit: Shefa Yamim
Point
■イスラエル北部で、非常に希少性の高い新たな鉱物が発掘された
■成分が「隕石」と似ており、これまで地球上にはそのような鉱物は存在しないと考えられてきた

ファンタジーの鉱物設定に新たな風が…?

イスラエル北部で新たに発見された鉱物に、世界中の地質学者がエキサイトしています。

イスラエルの採掘会社であるシェファー・ヤミン(Shefa Yamim)社が、これまで地球のどこにも見つかっていなかった、まったく新しい鉱物を発見したのです。

「アエンデ隕石」に似た成分

国際鉱物学連合は、定期的に新たな鉱物を公式のリストに加えることを承認していますが、今回の発見は中でも「重要なイベント」であるとされています。なぜなら、この一報があるまで発見されたタイプの鉱物は、地球外の物質の中にのみ存在していると信じられてきたからです。

発見された鉱物は、1969年の2月にメキシコに落下した「アエンデ隕石」の中にみられた鉱物「アエンデ石」と似ているものでした。それ以降、アエンデ石に含まれる物質は、地球で採掘される石や岩からは見つかっていません。

発見されたのがカルメル山(Mount Carmel)の近くであり、内部構造にチタニウム(titanium)、アルミニウム(aluminum)、ジルコニウム(zirconium)を含んでいることから、新たに見つかった鉱物には「カルメルタザイト(Carmeltazite)」といった名前がつけられています。

Credit: MDPI / カルメルタザイトの結晶構造

ダイヤモンドよりも値段が高くなるかも

サファイアに埋め込まれた形で発見されたカルメルタザイトは、密度測定によりダイヤモンドよりも密度が高いことが判明しました。化学組成についてはサファイアやルビーと近いものがありますが、メタリックな色合いの黒、青緑、茶橙を含んでいます。このように非常に希少なカルメルタザイトには非常に高い希少性がつき、その価値も著しく上昇しています。ダイヤモンドより高騰する可能性もあるのです。

カルメルタザイトが見つかったカルメル山一帯は、白亜紀から火山活動があったことで知られています。そこには少なくとも14の火口が存在しており、それらが非常に長い年月をかけて、カルメルタザイトを形成するための地質的な条件を整えていったと考えられます。また、カルメルタザイトが形作られたのは、地下18マイル(約29キロメートル)の「地殻とマントルの境目付近」である可能性が高いとのことです。

シェファー・ヤミン社はカルメルタザイトを「カルメル・サファイア(Carmel Sapphire)」として商標登録をおこなっています。同社はこれを宝石として流通させることを予定しており、いずれはアクセサリーとしてどこかでお目見えするでしょう。

 

発見されたカルメルタザイトの中で、今のところ最も大きなものは33.3カラット。現在イスラエルでしか採掘できない「世界一希少」なこの宝石は、市場でどれほどの値がつけられるのでしょうか。これからもカルメルタザイトから目が離せません。

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reference: thevintagenews / written by なかしー